人生に近い習字

習字は冬休みの宿題として出されるところがほとんどですね。習字教室に通っていなかった者にとっては、意外と面倒くさいものでした。毛筆で字を書く習慣がないため、準備にも戸惑ったものです。習字は二度書きが禁止されています。失敗したとしても、最後まで書き上げなくてはならないのです。これはまさに人生に似ていますね。やり直しがきかない辛いものですが、これが我々の定めなのでしょう。失敗しないように心掛けたいものです。習字をすると心が落ち着くとか姿勢がよくなるとか言われていますよね。小学校でも週1回習字の授業がありました。私は習字の授業自体はとても好きだったのですが、自分の目からみても字がうまくない。はっきり言ってヘタでした。でも、毎回課題の字を半紙に一生懸命書くんですね。そうすると回ってきた先生が朱色で二重丸をくれました。そして、コメントとして「元気があってよい」。必ずといっていいほどこのコメントでした。家で先生のコメントの入った作品を母に見せるといつも母が困惑していました。
 フランス・リーグ1第25節の試合が26日から27日にかけて行われ、レンヌ、マルセイユ、パリ・サンジェルマン(PSG)などの上位チームが勝利を収めたが、この節一番の注目マッチだった27日のリール対リヨンの試合は、1−1の引き分けに終わった。
 26日にランスに対し2−0の勝利を収めたレンヌは、一夜だけ暫定1位の座を味わったが、リールは27日に勝ち取った勝ち点1のおかげで、翌日に首位の座を奪回。しかし、得失点差で勝るものの勝ち点では46でレンヌと並び、リールと後続チームとの差は縮まりつつある。アメリカ生まれの講演依頼に挑戦3位のマルセイユは勝ち点45、4位のPSGは44。その後ろに勝ち点42でリヨンが続いている。

 リール対リヨンの対決は、ドローに終わったとはいえ期待を裏切らぬ熱戦となった。リールは、得点王ランキングでトップに立つムサ・ソウの今季17点目のゴールで、開始9分にリードを奪う。左サイドからのアザールのFKをDFのラミがヘッドでファーポスト側に流し、詰めていたソウが右足のアウトサイドでボールを背後にはたく形で、見事にゴールを射止めた。

 しかしリヨンもすぐに反撃を試み、26分に同点に追いつくことに成功。右サイドからのクロスがDFにクリアされたところを、シェルストレムがペナルティーエリアの外から力強くとらえ、1−1とするゴールをたたき込んだ。これで少し勢いを取り戻したリヨンだが、全体的に見てややリールのペースという印象を与えつつ、前半は終了する。

 後半に入ってからも、ボール保持率で勝るリールが敵陣に押し込む時間帯が続いたが、より危険な場面を作ったのはむしろリヨンの方だった。リールのラミが自ら蹴ったFKのセカンドボールを再び強打し、リヨンのGKロリスがこれをそらして、あわやという場面を迎えたのが68分。これを例外として、この時間帯から、リヨンが主にカウンター攻撃でリールを脅かし始める。

 まず76分、グルクフのFKをファーポスト側で受けたトゥラランが鋭いシュートを放つが、リールのGKランドローが素早い反応でセーブ。また80分には、ブリアンのシュートをランドローがはじいたところにグルクフが駆け込んだが、ランドローはグルクフの至近距離からのシュートにもとっさに反応し、足でブロックした。さらに88分には、カウンターからブリアンがDFをかわして一人飛び出すが、またもGKランドローが足元に飛びついてボールをキャッチし、チームを救った。

 しかし、リールも最後まで勝利をあきらめず、ガルシア監督は84分にFWデメロと攻撃的MFオブラニアク、90分にはFWのフロを投入。89分にはオブラニアクの左サイドからのクロスをデメロがヘッドでたたき、枠内をとらえたが、リヨンGKのロリスががっちりセーブした。最後の数分のリールの激しい攻撃もむなしく、試合は結局そのまま1−1で終了した。

 試合後、リヨンのグルクフは「リールは絶えずプレッシャーをかけてくる厳しい相手。でも、ピッチのひどいコンディションにもかかわらず、僕らはプレーを生み出そうと努めたし、後半にはカウンターから決勝点を挙げるチャンスもいくつかあった。だから勝てなかったのは残念ではあるが、勝ち点1を取ったことで先頭グループとの開きを最小限にとどめたのは、意味のないことではない」と複雑な心境を語った。神奈川の合宿の募集
 またこの試合の殊勲者の一人だったリールのGKランドローは、「双方がチャンスを作り合ういい試合だった。後半、うちのチームの方がボールを支配していたのに、目立った得点機をつかんだのはリヨンの方だった。だからこの勝ち点1は、どちらかといえばポジティブなものだったと思う」と話した。

 リールのガルシア監督も、試合後「チームとして試合をコントロールする能力に、良いものが見られた。われわれは、プレーを創造する能力を持ったリールを取り戻した。ポジティブな点はたくさんあった」とまずは前向きなコメント。それから「われわれは勝つことを目指して臨んだ。少なくともリヨンとの勝ち点4の差をキープし、首位の座(前日にはレンヌが暫定1位)を取り戻さなければならなかったが、その最低限のところは抑えることができた。しかし、まだまだ多くの試合があり、道のりは長い。これから多くのことが起こり得る」と続けた。

 ちなみにリーグ制覇を第一の目標とするリールは、ヨーロッパリーグのPSV戦に、控え選手を中心としたチームで臨んでいる。2月24日に行われたPSV戦の第2戦後、ガルシア監督は、試合後1−1から1−2とリードされた場面を振り返り、「10人に減った上に、同点に追いついて延長戦を戦うなど自殺行為。リヨン戦に向け力をキープしなければならなかった」と発言。つまり極端な言い方をすれば、意図的に挽回(ばんかい)を放棄したほどこのリヨン戦に賭けていた。

 一方、専門家はここ数週間話題になっているリール・メトロポール(リールの本拠地)のピッチ・コンディションのひどさに再び立ち戻り、「このピッチが、細かいパスを使うリールのプレーに非常に不利に働いている。でこぼこのピッチのせいで、アザール、ジョルビーニョといったドリブラーが本来の力を発揮できていない。まだ大事な試合が10試合以上残っているときに、手を打たないのは自分の首を絞めることになる」と意見した。

 実際、この試合では、アザールやジョルビーニョらスピードある選手がピッチに足を取られたり、イレギュラーバウンドのため相手DFの間を抜くパスを通せなかったり、という場面が多々見られた。元オセールの名物監督で現テレビ解説者のギ・ルーは「クラブは天候が芝の交換にふさわしくないなどと言っているが、これは政治的理由で、テクニカルな理由ではない」とし、行動を起こさないクラブを非難している。

-Kayako Kimura from France-

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